MYSTERY RANCH HISTORY

Mystery Ranch(ミステリーランチ)は『機能性』『背負い心地』『品質』そして『耐久性』の伝統の基に築かれています。2000年からミリタリー、ハンター、森林消防隊、登山家の為に過酷な現場で本当に使える職人手製のバックパックと荷物運搬システムを作り続けています。米国モンタナ州ボーズマンを拠点にグローバル展開を広げています。

ミステリーランチのオーナーであるデイナ・グリーソンとレネー・シペルベイカーは1978年にデイナがレネーを縫い子として雇った時から共に働いてきました。それはデイナが最初に立ち上げたブランド“Kletterwerks(クレッターワークス)”の時代でした。2人のビジネスパートナーとしての関係は、クレッターワークスからその後にプロカメラマン向けの特別仕様でモノづくりをしたMojo System(モジョシステム)、Quest System(クエストシステム)時代を通じてより強固なものになりました。

1985年にデイナとレネーはバックパックに代表される荷物運搬システムのカテゴリーで業界基準となるほどの評価を受けるDana Design(デイナデザイン)を立ち上げました。デイナがデザインしたアークフレックスフレームはより高い荷重分散効果を発揮するために、数種類のマテリアルのそれぞれの特性が最大化されるよう組み合わされた最初のフレームでした。90年代初頭には“デイナデザイン=背負いやすく高品質”という評価が定着し羨望の的となりました。

隆盛を極めた頃、モンタナ州に3つの生産拠点が整備され従業員は200名を超えました。そして世界各国のアウトドアギアショップで販売されましたが、ちょうどその頃により広いマーケットへ進出する為の資本力と急成長する会社の屋台骨を支える為にデイナとレネーは1995年、K2による買収に応じました。

スキーやバックパッキング三昧の満ち足りた早めのリタイアだと思って数年を過ごしましたが、程なくして、デイナもレネーも自分達のいるべき場所がまだモノづくりの世界にあると気が付きました。娘のアリスにヒップバッグを作って欲しいと頼まれデイナがデザインルームに戻った時、まだそこには陽の目を見るべき素晴らしいパックたちがいたのです。

デイナとレネーは2000年に正式にミステリーランチを設立し、パック業界に舞い戻りました。デイナがアリスの為に作ったヒップバッグは特許を取得したミステリーランチのウエストベルトシステムの原型となり、ナイスフレームやSATLというブランドを代表するモデルへと受け継がれました。デイナは一貫してアウトドアマーケットに根差していましたが、2004年にネイビーシールズ(アメリカ海軍特殊部隊)から特別仕様のパック製作の依頼を受けました。それをきっかけにミリタリーとの親交が深まり、それまでのビジネスモデルやデザイン戦略に変化が出てきました。

デイナとレネーは使い手へ直接販売する方法に切り替えることで特殊なカスタマーの要求に対してより柔軟で素早く製品開発することを重要視しました。ミリタリーや特殊部隊員からのフィードバックはカスタマーの具体的な要望やそれに応えるためのベストな方策を考えることに非常に役立ちました。デイナとレネーは彼らとの連携で生み出した優れたデザインや構造を全てのパックに落とし込みました。ミステリーランチのパックはいかなるミッションも遂行します。

これはアウトドアマーケットの昔ながらのホールセールビジネスモデルからの脱却であり、ミステリーランチにミリタリー・森林消防隊・ハンター・登山家といった最高レベルを要求するカスタマーとより密に関わる機会を与えました。こうして生まれた革新はデイナがそれまでに培った丈夫で背負い心地のよいバックパック作りのノウハウに加え、デザイン面や部材に関するテクノロジーを含めたそれまでの常識を覆す創造的自由をもたらしました。そしてミステリーランチの全てのパックにユーザー目線のデザインを与えました。

ミステリーランチは新たなマーケットでも進化し続けます。そして我々が作る全ての製品は40年に及ぶ革新の歴史に包まれ、業界をリードし続けた最も機能的で心地良く高品質のパックデザインに根付いています。今後もビジネスモデルに関わらず我々は全世界に向けて最高の品質基準で生み出したギアを提案し続けます。