MATERIAL

生地

マウンテンシリーズで採用されるファブリックRobic™は軽さと強度のバランスが非常に優れます。Robic™ 420DではCordura 500Dと比較して、80%強の軽さながら、引裂強度では約85%、引張強度では約110%の強度と同等の耐摩耗性を誇ります。 Robic™ 210D Honeycombはさらに15%も軽量ですが、ハニカム構造により強度低下を抑え十分な強度を発揮します。

主に使用する500デニールのコーデュラナイロンは生地重量に対して堅牢で耐久性が高く耐水性にも優れます。1000デニールコーデュラナイロンはさらに優れた耐久性を発揮しますが、約2倍の重量になってしまう事と織目の間隙率の多さによって耐水性が500デニールに比べ劣るので500デニールを主に使用し、1000デニールはより高い摩耗耐性が求められる1部のモデルのみで使用します。生地表面にはテフロン加工、裏面にはPUコーティングを施して紫外線耐性にも配慮しながら優れた耐水性を確保しています。

パック自体にハリを持たせる必要がある場合にはX-Pacを使用します。X-Pacはサンドイッチ構造で中間層にはポリエステルファイバーがダイヤ状に配されます。この生地は防水性・耐裂性に非常に優れるとともにコシの強い生地なので追加的な構造を成し荷重制御特性を発揮します。

ほぼ全てのモデルでボトムの生地が2重になっています。さらに内側に生地を外側の生地に比べて若干小さく設計しており、荷物の重量によって加わる応力を内側の生地で受け止め外側の生地はピンと張りにくくすることで生地本来の耐久性・耐水性が最大限発揮されるよう作っています。

全てのシュラウド(吹き流し部分)は耐水性を持つ200デニールで、丈夫でありながらもパック上部をしっかり密閉するのに十分な柔軟性を持っています。

伸縮性や圧迫力が必要な箇所には、コーデュラナイロンの耐久性とライクラの伸縮性の利点を併せ持ったスパンデュラを使用しています。ライクラの芯にコーデュラ繊維を紡いだ高機能素材です。

パックの中で極度の摩耗耐性が必要とさせる部分には急流下り用のボートでも使用されるハイパロンを使用します。

ミリタリーラインのコヨーテカラーとフォリッジカラーの生地は織る前の繊維の状態で染めており、IR(赤外線)遮蔽性を有する特性があります。生地として織った後に染めるとIR遮蔽性が得にくくなるためです。ウェビングやバックルも対IR加工が施されています。マルチカムカラーのパックも対IR性に配慮した仕様です。これらの生地コーティングは表面はDWR(耐久撥水)加工、裏面はPUコーティングを施しています。

構造部材

我々のフレームシートアジャスターは熱可塑性プラスチックで優れた技術力を誇るFirerforge社で製造されています。グラスファイバーとリサイクルペットボトルの合成素材が原材料で、鉄に比べて60%も軽く、且つ、600%の強度があります。アルミに比べても30%軽く出来ています。

我々は航空機グレードのアルミ素材を目的に応じ数種類使い分けます。どれも軽量で強度がありそして曲げ加工が可能ですがフレームの中で決まった形状を保持します。また、グラスファイバー、カーボンファイバー、グラスとカーボンの混合素材もフレームミングにおいて非常に重要な素材です。

固さ、通気性、クッション性、復元力などの観点から最適な種類のウレタンフォームを選定しています。

主要な部分にはYKKの#10をポケットなどには#8のジッパーを使用しています。ジッパーやグロメットにはミルスペックでも規定されているBlackOxideplatedが施されています。ウェビングもミルスペックを準拠しており、バックル類はナショナルモールディング社製です。適所にオートロックバックルを採用しています。